1mmまでのクラックはUカット不要の外壁クラック防水材。 250%を超す大きな弾性によるクラック架橋性。 可塑剤フリーなので弾性の経年低下及び可塑剤のブリード汚染がありません。 水性塗装可。大きな通気性があり膨れません。 |
カスターダッシュフレックス |
開口まわりのクラック |
ダッシュフレックス塗布 |
0.5mm以上のクラックには メッシュを併用します |
2層目塗布/防水完了 |
1、施工面を清掃します。
2、吸い込みのある基材(劣化したコンクリート、モルタル等)には本製品を5倍に希釈して塗布します。吸い込みのない基材(塗装面等)にはプライマーは必要ありません。
3、本製品を刷毛又はローラーで塗布します。クラックに対しては最低100mm幅塗布します。1回の塗布量は最大0.8kg/m2とし2回に分けて塗布します。
フィラー刷り込み
Uカット
4、0.5mm以上のクラックにはポリエステル製メッシュを使用します。
5、再度塗布します。 |
標準使用量(2回塗布)2層合計 1.0-1.6kg/m2 |
6、水性塗料(微弾性フィラー+水性トップコート)を塗布して仕上げます。
0.3mm未満のクラック補修:フィラー刷り込み
コンクリート外壁の修繕工事において、0.3mm未満のクラックに対してはフィラー刷り込みという方法が採られます。これは微弾性フィラーやポリマーセメントを刷毛引きするものですが、躯体の挙動に追随せずクラック架橋性/防水性も限られています。
0.3mm以上のクラック補修:Uカット
クラックの防水と言えばUカットですが、以下の問題があります。
1、施工中の騒音、埃
2、高コスト
3、意匠性の低下
4、再施工が困難
その他、エポキシ樹脂低圧注入、無機系注入材などもクラックを充填することはできますが、躯体の挙動に追随しません。
1、躯体の挙動に追随する
ダッシュフレックスによる打継ぎの防水
コンクリート構造物の外壁で最も漏水が起こるのは開口まわりです。
開口まわりは躯体の挙動が特に大きいので弾性の防水材が不可欠です。
可塑剤を含まないダッシュフレックスは250%を超す大きな弾性が経年低下することなく、高い防水性を維持します。
2、打継ぎからの漏水にも有効
開口まわりにはクラックのみならず、サッシ取付用の調整モルタル(詰めモルタル)と躯体の打継ぎもあるため、サッシまわりのシーリング及び目視できるクラックの補修だけでは不十分な場合があります。
開口まわりはアルミサッシが熱膨張を繰り返し壁に負担がかかるので、経年でクラックや調整モルタルと躯体の肌別れが起こります。
ダッシュフレックスなら開口まわりのクラックと打継ぎの両方を簡単に防水することができます。
補修痕は微弾性フィラーと水性トップコートで仕上げれば見えなくなります。
Uカット工法の防水範囲 |
ダッシュフレックスの防水範囲 |
3、ALCのジョイントからの漏水にも
ALC構造物はRCよりさらに挙動が大きいので、ジョイントのシーリングと塗装だけでの防水には無理があります。さらには漏水を放置するとALC版の強度が低下し修復が難しくなります。ALC版はジョイントの周囲にクラックが発生することもあるので、ダッシュフレックスをジョイントに跨るように塗布すると有効です。
築20年以上のALC版の様子 Uカットの痕跡も見られます |
ダッシュフレックスはALCのジョイント及び |
4、大きな通気性
ダッシュフレックスには7.8g/m2/dayという大きな通気性があり膨れません。
漏水箇所には躯体に水が浸透している場合があり、アクリルゴムのような通気性のない弾性防水材を使用すると内部の湿気が原因で塗膜の膨れを生じる場合がありますが、ダッシュフレックスにはこのような問題が起こりません。ダッシュフレックスで防水後はしばらく(1週間程度)時間をおいて躯体内部の湿気を充分に追い出してから塗装をすると塗膜の膨れを防ぐことができます。
破断伸長度: |
257% |
水蒸気透過性: |
7.8g/m2/day(温度23±2℃ 湿度60±10% 試験.膜厚0.8 .1mm) |
二酸化炭素透過性: |
0.4g/m2/day (温度23±2℃ 湿度60±10% 試験.膜厚0.8 .1mm) |
最低施工可能温度: |
5℃ |
引張強度: |
1.9N/mm2 (23℃ 養生7日間) |
硬化時間: |
約12時間(20℃) |
指触乾燥時間: |
約2時間(20℃) |
粘度: |
1000mPa.s以上(JIS7117-1,ISO2555) |
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